INFORMATION
PDF版を福岡アジアビジネスセンター様のウェブサイト(下記)からダウンロードできます。是非、ご覧下さい。
https://www.f-abc.org/news/071/
●10月開国に向け、正念場
タイのコロナ禍は6月中旬頃から「第四波」に入りました。重症者数、人工呼吸器装着者数並びに死亡者数も急増しています。このままでは、10月中頃からの全面開国も危ぶまれます。
修正箇所
タイ政府は2022年3月頃までの集団免疫達成を目指し、4種類のワクチン接種に取り組んでいる。
(ホームページに掲載されたレポートでは、2021年3月頃)
●経済の一側面
コロナ禍で従業員の確保ができず、部品供給が滞り、操業を一時休んだメーカー(自動車、電気電子関連など)も出てきました。
投稿後のトピックス------感染者が出ても、製造ラインを止めないためには!
-------バブル&シール(BUBBLE-AND-SEAL)-----------
タイ政府は現在、工場における新型コロナの伝搬防止に向け、「バブル&シール(BUBBLE-AND-SEAL)」措置を展開中。この措置は、工場労働者の10%に感染が認められた場合、感染者は治療施設に送られます。ただし残りの全従業員を28日間、工場内または地域コミュニティー内に留め置くこと、定期的なPCR検査、抗原検査の実施等を条件に操業を継続できます。
出所:
https://www.ieat.go.th/th/ieat-news/4983
https://ieat-bangpoo.go.th/cms/dc/20210702161742.pdf
------Factory Sandbox Piloto Programのスタート---------
8月19日以降のタイ政府情報によれば、同国にとって非常に重要な輸出産業(自動車、電子、機械装置、医療機器)におけるコロナ禍にかかわるサプライチェーンの混乱を抑制するため、Factory Sandbox Piloto Programを開始しました。
第一フェーズは従業員数が500人を超え、バンコク都、ノンタブリ県、パトゥムタニ県、サムットサコン県、チョンブリ県に所在する企業向けで。第一フェーズへの参加企業は約60社、総従業員数は138,000人です。参加条件は、field hospital(恐らく、敷地内等に独自の病床)およびisolation facility(隔離施設)の設置、shuttle services(従業員向けの送迎サービス)を手配する必要があります。企業内で感染者が出ても、操業を継続させるための措置のようです。
出所:
https://www.industry.go.th/th/secretary-of-industry/9928
https://thailand.prd.go.th/mobile_detail.php?cid=2&nid=11757
-------ご参考-------------------------------------
橋本、『タイ国における化学物質法規の整備状況』、月刊化学物質管理、2021年9月号(VOL6. NO2)に掲載
以上